オステリア回り
ヴェニスにはオステリアがあります。イタリアのほかの街ではめったに見つけることのできない居酒屋は、むかしからトランプをしたり、オンブラ(ベニスではワインのことをこう呼びます。)を飲みながら話をしていた男たちのたむろする場所でした。今では食前酒を飲む一種の社交場として女性にも愛されています。ここでは アペリティフよりはワインが好まれます。そしてバールのようにポテトチップや落花生ではなくて、チケットといわれるほとんどおかずのようなおつまみが好まれます。バカラ、スピエンザ(膵臓のゆでたもの)、トリッパ(腸のゆでたもの) 野菜フライ、ポルペッタといわれるミンチフライ、イワシの酢漬けなどいろいろあります。
オーステリアを回ってチケットを食べ、ワインをあれこれ試食するのはベニスを歩く大きな楽しみです。ワインでとてもおいしいのはベネト産のプロセッコ、また、秋の初めにはトルボリーのよばれる作られたばかりのまだぶどうの甘みのするワインが楽しめます。
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