レガッタストリカ
2006年9月3日
ヴェネツィア共和国時代を通じて、いろいろなレガッタ(舟競争)が行われてきました。これは単なる楽しみだけではなく、海の国の住人たちが、常に船をこぐのになれてなければならなかったためでもあります。レガッタストリカは
1800年代に外国の重要な客を迎えるために、かっての共和国時代を呼び起こして、伝統的な服装をした人々が乗った壮大な舟行列、舟競争が始められ、現代に至っています。今も競争の前の、ドージェの乗った舟を先頭に大運河を渡っていく歴史舟行列は壮大です。もう朝から運河の回りは、場所取りの人でいっぱい。
舟競争は、ちょっと地元のサッカーのようなもの。それぞれファンがいて、数日前からどのグループが勝つかヴェニスの街はその予想話でもちきり。
みんな、朝から舟で出かけて、ワインを飲みながら、食べ好きのヴェネツィア人たちのこと、ビゴインサルサ(アンチョビソースのスパゲッティ)や、サルデインサオール(イワシの酢漬け)などを食べながら、辛抱強く、レガッタを待ちます。ヴェネツィアらしい一日。
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