AIR情報
気候
時差
両替
空港からベニス
水上バス
セーフティ
祝祭日
お祭り
美術館・博物館リスト
|
|
|
|
ヴェネツィアの12ヶ月は、共和国時代から宗教的なお祭り、世俗的なお祭り、政治的なお祭りの繰り返しによって過ぎていた。今でもこれらのお祭りは受け継がれており、1年を通じて様々な催し物が開催されている。
代表的なものは、やはりカーニバル。18世紀の衣装や昔ながらの装束と現代のちょっと変わった独創的な仮装とが混わりあって、町中が仮装した人で溢れかえるこのカーニバルは誰でも参加できてしまうもの。
そんなヴェネツィアのお祭りの時期にあわせて訪れては?
● Carnevale (カーニバル)2月ごろ(毎年少し日にちがずれる。)
● Festa della Sensa (海との婚礼の祭典) 5月23日
サンマルコの岸辺からお召し船(ブチントーロ)に乗ったドージェがリドの海まで行き、金の指輪を海になげ「海よ。永遠の海洋支配を祈念してヴェネツィアは汝と結婚せり」と唱える。今ではドージェに変わってヴェネツィア市長がこの大役を演じる。船歴史行列がある。
● Vogalonga (ヴォガロンガ) 5月30日
22年位前から始まったもので歴史はないが、ヴェネツィア人がこぞって参加する祭り。かつてのヴェネツィア人が知り尽くしていたラグーナを見直そうという意味がある。数千艘の小舟と5.000人以上の漕ぎ手が参加するが、この数は年々増えている。サンマルコの岸辺から午前8時30分に大砲の合図で始まる。サン・エラズモ、ブラーノ、マッツェルボなどの島々、ラグーナの北部全域、約32キロを漕いで回る。速い船なら4時間、遅いのになると丸1日を費やしてラグーナでの舟遊びを楽しむ。ヴェネツィアならではのマラソンである。
● Redentore (レデントーレ) 7月15日
レデントーレとはジュデッカ島にある教会の名で、キリストという意味。1575年ペストがヴェネツィアを襲い4万人以上の死者を出した時、この教会はペストの終結をキリストに祈願して建てられた。ペスト終結の後、神に感謝するため、この祭りが始まった。数日前から、ジュデッカ島とザッテレの岸の間に浮き橋が渡され、人々は歩いて島へ渡り、レデントーレ教会を訪れる。
これはヴェネツィア人達が最も愛する祭りだ。ジュデッカ運河には光に飾られた舟があふれる。船の中で夕食をしながら、ワインを飲みながら花火を待つ。夜の11時になると一斉に花火が打ち上げられ祭りはピークに達する。
● Regata Storica (歴史的レガータ)9月5日
共和国時代の栄光を偲ばせる一大パレード。華麗な歴史衣装による水上パレードの後にゴンドラレースが行われる。観戦する為の席が設けられるが、当日券も販売される。橋の上からの無料の観戦も可能。レガッタは昔から、戦争でない時期にも、海に馴染むために常に行われてきた。
ゴンドラレースの方はサンタエレナを出発し大運河を抜けてサンタルチア駅まで行きカ・フォスカリの前まで競漕する。参加する舟にはいろいろな種類があり、6本の櫂をもつカオルリーナ、漕ぎ手が女性のドンネ、ゴンドラより小さくて軽いゴンドリーニ、それらが昔ながらに色分けされて漕ぎ競う。
これもベネツィア人達が好む祭り。昼ぐらいから、大運河の両岸を船で場所取りして、食べたり飲んだりしながら、競争を待つ。
● Festa della Salute (聖母マリア奉献祭) 11月21日
サンタ・マリア・デラ・サルーテ教会に渡るため、この時期大運河に浮き橋が渡される。ヴェネツィア人達は、昔から、このサルーテの日に教会を参り、ローソクを買って捧げると一年間健康が保てると信じていた。この教会は1630年にペストの終焉を祈って建てられた、聖母マリアに捧げられた教会。聖母マリア奉献祭は1681年から続いており、サンマルコ寺院から出発した行列が仮設の橋の上を渡ってサルーテ教会まで行くのが常だった。
今では世界的なお祭りになり、たくさんの巡礼者が訪れる。
|
|
|
|
|
|
|
|
|